コーヒーや紅茶は、取り扱い方や入れ方など、
美味しくいただくための扱い方など広く知られてきていますが、
ハーブティーも美味しく頂くための扱い方があります。
カラダのために・・・っと、義務感で頂くというより
“美味しいっ”“ハーブと触れ合う時間が楽しみになる”
そんなハーブとの付き合いがとても自然で大切だと思います。
美味しくないと嬉しくないし、続けられないですよねっ。
ハーブティーは、直射日光や湿気を嫌います。
よく香りが抜けて干草のような茶色の味がする
ハーブティーを飲んだことがある方もいらっしゃると思います。
香りや緑の色が抜けていると、当然、成分も抜けて
薬効の前にハーブティー本来の香りを楽しむことが出来ないものになってしまいます。
①「色と香りで選ぶ」
②「大量に買わない」
家庭での保存を考えると、短期間で使い切る量をこまめに買うようにしましょう。
③「お店」
では、出来るだけ光が入らない袋やケースに入っているもの、
もしくは、商品の回転が速いお店、そして、粉砕されていないホールで
扱っているお店のものは信頼が高いです。
取り扱いのポイントは、
①「高温・湿気」の影響を受けないように、
乾燥剤と共に密閉性の高いビンやキャ二スターに入れて、
冷蔵庫で密封保存してください。
②「直射日光」が当たる場所に置いておきますと、
香りや風味が失われる原因になります。
やはり冷暗状態の冷蔵庫保存が一番安心です。
③「ホール=丸ごと」出来るだけ、
細かく粉砕していない状態のものを選ぶことをオススメします。
すでに粉砕されているものは酸化のスピードが速いので、
頂く時に、手で粉砕するとフレッシュな成分と香りを摂取することができます。
④「緑・本来ハーブの持つ色」本来の緑やそのハーブの持つ色が
保たれているものが、成分が生きています。
必要な用具
ティーポット(ハーブティー特有の色を楽しんだり、濃さをチェックする
ためにガラス製のポットをオススメします。)
500ml以上のメモリのある片手鍋(やかんやポットでもよい)
茶こし、ティーカップ
① ティーポットに細かくしたハーブを規定量入れます。
カップ一杯(150~180cc)当たり大さじ一杯程度(約3g)のハーブ。
ホール状態のハーブは、手のひらでぐしゃっと潰すと香りが広がってきます。
その香りを確認しながらティーポットに入れてください。
ハーブティーの出来上がりがとても楽しみになります。
② 規定量の熱湯を注ぎ、ふたをして(花や葉は3分間、種子や根は5分間)抽出します。
温度が低いと成分が充分に抽出できないので、
沸騰させて20秒~30秒置いたお湯を注ぐのが一番適しているそうです。
注ぎ終えたら、香りが逃げないようにすぐにふたをして蒸らしていきます。
③ 茶こしを使ってカップに注ぎます。
長く蒸らしすぎると苦味や渋みがでてしまったり、
成分が変化するので早めにハーブを取り出すかカップに注いでください。
そして、作ったものはその日のうちに飲みましょう。
心が慌てている時に、ハーブティーを入れる行為はなかなかできないと思います。
入れる行為、入れて茶葉が開いて香りが広がる時間を楽しむ、
そして頂いて美味しさを実感する。
この時間の流れが、五感を癒し日常のテンポを変え心にゆとりが持てる
良い“間”を作ってくれることと思います。
ハーブの薬効成分はもちろんですが、五感で感じることによって
脳から伝達されていく効果も期待できるでしょう。
忙しい時だからこそ、この時間を大切にしてくださいね。
色は、とても鮮やかな緑色。
そして、生のハーブと引けをとらないくらいのフレッシュな香り、
その香りからは、乾燥されているからこその成分が凝縮され
旨みが豊かに増したふくよかなお味。
日本の干して乾燥された保存食からも分かるように、
あまり日持ちがしないものを保存する為であり、
成分、栄養が凝縮され旨みを増すための知恵でもあります。
その良さを存分に楽しめるお気に入りの生産者のドライ・ハーブティーがあります。
どうしてもお取り扱いさせていただきたくて、生産地の畑にも何度も足を運びました。
蔵王の麓できれいな水と光と風をたっぷり吸い込んで、
すべて手仕事で乾燥までされているこのハーブティーは、
本当にドライハーブの良いところが凝縮されたものです。
これからマヒナファーマシーは、女性のカラダのための
メディカル的なハーブを取り扱う予定ですが、
その前に、ハーブティー本来の良さを感じて“美味しい~”と
味わっていただけるようなハーブティーをご提案したいと思います。
美味しくないと楽しめないし、暮らしのお供にはなりませんものね。
近々、お取り扱いをスタートします。お楽しみにっ!