
岩井友美
年代:30代
職業:面影 book&craft 店長
体質:暑さ、湿気に弱く、気血虚ぎみ、貧血、婦人科系不調の改善に向き合う日々
― あなたがいつも使っている緑のおくすり箱の中には何が入ってますか
精油/ゼラニウム。PMSの時期に使っています。
ハーブ/畑に植えているハーブを活用しています。セントジョーンズワートはチンキにして夕飯のときに飲むハーブティーに垂らして眠りのサポートに、エキナセアはドライにしてハーブティーに。季節の変わり目にとくに使っています。これから根の部分を使ってチンキも作る予定。
フラワーレメディ/今は飲んでいませんが、産後の疲労困憊の時期にマヒナファーマシーに相談をしてオリーブを提案してもらい、しばらく飲んでいました。そこから少しずつこわばっていた体がゆるんでいって楽になった記憶があります。レスキューレメディはお守りがわりにいつもポーチの中に入れています。
飲み物/朝晩ハーブティーを飲んでいます。お気に入りは京都の「maka」や面影のお店で扱っているロンドンの「my cup of tea」。あとは畑のハーブで、ネトルやレモンバーム、ミントなど。コーヒーも大好きですがカフェインをとれないのでデカフェで楽しんでいます。上田の重澤珈琲やhanatoki、佐久のYUSHI CAFEなど近所のコーヒー屋さんの豆を購入しています。
行動/近所のお寺まで景色の変化を楽しみながら散歩をすること。お寺についたらお参りして、そのあと境内のベンチでぼーっとすること。思考過多なので意識的に何も考えない時間をとるようにしています。
― 自然療法を取り入れ始めたきっかけ、お気に入りの使い方、また、どんな時に使っていますか。
20代前半の頃にアルバイトをしていた書店が『マーマーマガジン』のイベントを定期的に開催していて、そのときに『マーマーマガジン』を通じて自然療法や代替医療を知ったことがきっかけです(マーマーガールでございます)。
『マーマーマガジン』に興味を持ったこと自体すでにフラグが立っていますが、当時からなんだかわからない生きづらさや自分自身に対する葛藤を抱えていて、実際にうつや婦人科疾患にかかったりと心も体も絶不調だったときに「つらいのを抜け出したい」という思いで手を伸ばしたのが自然療法や代替医療でした。
長らく書店勤めだったので、情報はもっぱら本から。
ジュンク堂や紀伊國屋書店など大型書店の心理学コーナーやオルタナティブやスピリチュアルな本が集まったコーナーあたりに入り浸り、気になる情報を拾っては実践。
アロマテラピー、クラニオセイクラルセラピー、整体、ホメオパシー、漢方…、毎月のお給料を惜しみなく自然療法や代替医療につぎ込んでは、自分の心と体が良い方向へと向かっているのかとさまざま試しました。
それらを続けながら20代の前半から現在の30代後半までの長い時間をかけて、玉ねぎの皮を1枚1枚剥がすように、小さな気づきを重ねながら少しずつ自分の体と性格を自分で受け入れられるようになってきました。
今はもう「自分探し」はしていなくて、どうやって毎日を心地よく、感謝の気持ちで過ごせるか、を考えながら暮らしています。
自分自身を大きく変化させたいときや本気で向き合いたいときに力を貸してくれたのはもちろん、日々バランスをとるのにも細やかにサポートしてくれる自然療法や代替医療は私にとっては本と同じくらい、すっかりなくてはならない存在になりました。
それでもこれらは気持ちと時間と懐に余裕がないと続けていけないので(笑)、自分にできる範囲で折り合いもつけながら、これからも付き合っていきたいです。
― 心身を整えるために気に入っていること
頭をからっぽにできること…空を見上げる、温泉(上田には温泉がたくさんあります)、いい香りを嗅ぐこと、お風呂上がりのストレッチ、ひとり旅(子育て中のため今はお休み中)。
― そのほか、日々の楽しみとして、気に入っていることやアイテムなどあれば。
最近のお気に入りは、trois incense(トワインセンス)のチベタンマッサージオイル。効能はもちろん、ローズの甘い香りが忘れていた自愛の心を思い出させてくれて良いタイミングのときに出会えたなぁと思うアイテムです。
あと菅平高原・ハイランドレメディーズのアルニカオイル。筋肉疲労への即効性が素晴らしく、肩や腰に塗布すると「じんわり」効いてくる感覚が体感できてこちらも日々のケアに欠かせないアイテムです。