mahina pharmacy
2011年、セルフヒーリングを分かち合うウェブマガジンとしてスタートしました。2015年3月、東京・下北沢の小さな一軒家に「マヒナファーマシー ストア」をオープン。ウェブの世界を飛び出し、月とハーブと暮らしをつなぐ場をつくりました。
ここには、からだとこころに寄り添うハーブや、日々を健やかに彩るオリジナルプロダクト、雑貨、おいしいものが並びます。サロンルームでは、ロミロミやワークショップを通じて、ひとりひとりが自分自身を整え、深くつながる時間を大切にしてきました。
月のめぐりに心を澄ませ、新月と満月にはセルフケアのメッセージを届けながら、植物とともに暮らす楽しさを、たくさんの人と分かち合ってきました。そんな小さな営みを積み重ねてきました。
日々の暮らしに
星空に
わたしたちに
生きることの
愛おしさをみつけよう
このメッセージを胸に、マヒナファーマシーは歩んできました。
植物は、ただそこにあるだけで、わたしたちにたくさんのことを教えてくれます。根を張り、風にそよぎ、光を受けとめながら、季節の流れのなかで変化していく姿は、わたしたちが自然とともに、しなやかに生きるヒントをくれます。日々の暮らしのなかで、わたしたちは悩んだり、立ち止まったりしながらも、自分らしく生きる道を探し続けています。
けれど、ふと呼吸を深くしたとき、植物のように、ちゃんと自然とつながっている自分に気づくことができる。そして、どんなときも、自分の中心へと戻ることができるのです。
「体・心・精神」を、あなたらしく健やかに。
植物の在り方に学び、その恵みとつながること。先人たちの知恵や工夫を受け継ぐこと。それが、「わたし」として目覚め、生命力を高鳴らせて生きる道。
マヒナファーマシーは、そんな「わたし」に出会う場所でありたいと願っています。

はじまりの物語
それは、とある春の明け方のことでした。
「ハワイの浜辺に浮かぶ月」、「話しかけてくるふくろうや松ぼっくり」、そして「ファーマシー」という言葉。どこからともなく降りてきたそれらの映像や言葉が、まるで啓示のように私の中に流れ込んできました。
ベッドから勢いよく起き上がり、見たこと、聞いたことを夢中で書き留めたことを、今でも鮮明に覚えています。
このとき受け取った数々のメッセージをもとに、「わたしらしく、軽やかに」、そして「本来の自分へと還るセルフヒーリング」を分かち合う場所をつくることになったのです。
わたし自身、ハワイの伝統的なヒーリングワーク「ロミロミ」のセラピストとして活動する一方で、不妊治療や生理痛など、女性が抱える身体の不調と長年向き合ってきました。その経験のなかで、自分の内側を見つめ、自然とつながることが不調和を癒す鍵になると気づいたのです。子どものころに閉じ込めた感情や記憶が浮かび上がり、知らず知らずのうちに蓄積していた心や体の痛みに気づくようになりました。こうして、わたし自身の「心と体の在り方を見つめる旅」がはじまったのです。
長年、積み重ねてきた思考の癖や、無意識に抱え込んできたものを手放すことは、簡単なことではありませんでした。そんなとき、ヒーリングワークやナチュラルメディスン、そして支えてくれる人たちの存在が、大きな助けになりました。振り返れば、それは絶妙なタイミングで訪れた ” 神さまからのギフト ” だったのかもしれません。自分と向き合うことは、「足りないものを埋める」のではなく、「本来の自分を思い出していく」ことでした。その知恵と癒しを、宇宙の大きな流れのなかで育まれた ” 自然 ” からたくさん受け取ってきました。そうして、少しずつ解き放たれ、本来の自分と出会い、心の奥からゆったりとした安心感が生まれるようになったのです。それは、かつてのわたしには想像もできなかったことでした。そして、これは ” わたしが、わたし自身を心から信頼した瞬間 ” でもありました。
今、私たちが生きる世界は、変化の波のなかにあります。さまざまな社会環境の問題があり、情報が溢れ、日々、自分の在り方を問い直される時代です。だからこそ、共感できる人や場所とつながり、知恵や思いを循環させながら「自分に還る」ことがますます大切になっていると感じます。
マヒナファーマシーは、そんな想いから生まれました。
専門家というよりも、一人の女性として、わたし自身が体験し、助けられたセルフヒーリングを、みなさんと分かち合いたい。そんな気持ちから生まれた「場」が、ここにあります。
マヒナ(Mahina)は、ハワイ語で「 月/月明かり」
ファーマシー(Pharmacy) は英語で「街のくすり屋さん」
私たちが大切にするのは、アロハ(ALOHA)の心
「ALO(顔)」と「HA(息)」から成るこの言葉は、古代ハワイの人々が、顔と顔を近づけ、お互いの息を交わす挨拶から生まれました。
ハワイアンは「息」を命、魂のエネルギーと考えます。互いの魂を認め合い、スピリットを交わし合う。それが、本当の「アロハ」の意味。大切な人たちと、自分自身と、「アロハ」に満ちた心で毎日を過ごせますように。
マヒナファーマシーが、あなたにとっての”月明かり”のような存在となりセルフヒーリングの助けになりますように。
マヒナファーマシー 中山晶子
Profile
マヒナファーマシー主宰 中山晶子
音楽業界でアーティストマネージメントやCDの宣伝・制作の仕事に従事。不規則な仕事生活で身体を壊し心身に向き合うきっかけになる。
03年にハワイヒー リングワーク・ロミロミと出逢い、ハワイ・オアフ島、ノエラニ・ ベネット、ハワイ島、スーザン・パイニウ・フロイドに師事。04年に自宅サロン「untie tree」をオープン(09年休業)。二ールズヤードにてメディカルハーブJAMHA認定ハーバルセラピストコース受講・メディカルハーブコーディネーター。
心と体と宇宙のつながりを探求しな がら植物療法、エネルギーワークの学びを深め続ける。
