それは数年前、4月のとある明け方のことでした。
「ハワイの浜辺に浮かぶ月」や「話しかけてくるふくろうや松ぼっくり」の映像、
そして「ファーマシー」のことばが、どこからもとなく降りてきたのです。
ベットから勢いよく起き上がって、見たこと聴いたことをするする書き留めてたことを、
今でも鮮明に覚えています。
この時受け取ったたくさんのメッセージを元に、自分らしく軽やかに生きていくため、
わたしたちを本来の姿へと導くセルフヒーリングを分かち合う場所をつくることになりました。
わたし自身、ハワイのヒーリングワーク「ロミロミ」のセラピストとして活動し、
また、不妊治療や生理痛など女性が抱える身体の不調とも長年付き合ってきました。
これらの体験から自分自身と向き合い自然とつながることに
不調和を改善するヒントがあると気付かされました。
この頃から、子供時代に無意識に閉じ込めてきた感情や記憶が浮上し、
また、これまで知らず知らずのうちに付き合ってきた
痛みや体の違和感にも気づくようになりました。
こうして、自分の性格や在り方を見つめる日々がはじまりました。
長年、積み重ねてきた自分のくせや抱えてきているものを手放すことは、とても難しいことです。
そんな時に、さまざまなヒーリングワークやナチュラルメディスン、
そして、そこに向き合う勇気を与え支えてくれる人たちから、大きなサポートをいただきました。
今、振り返ると、絶妙なタイミングに訪れてくれた、神さまからのギフトでした。
自分自身に向き合うというのは、足りないものを埋めるのではなく、
本来の自分に戻っていく、思い出していくことです。
自分に戻っていく知恵や癒しを、
宇宙の大きな流れの中で育まれた「自然」からたくさんいただきました。
そして、少しずつ解き放たれ本来の自分と出会い、
どんどん自由になって心の奥からゆったりと安心を感じられるようになったのです。
昔の自分には想像できなかったことです。
そして、これは、わたしがわたし自身をこころから信頼した瞬間でもありました。
わたしたちは今、さまざまな社会環境の問題を抱えており、とても生きづらい時代を歩んでいます。
だからこそ、共感できる人や場所とつながって知恵や思いを軽やかに循環しあって、
自分自身に戻っていくことが、とても大切だと感じています。
専門家というより、ひとりの女性としてのわたしが、
実際に体験して助けられたセルフヒーリングをみなさんと分かち合いたい。
そんな気持ちからつくった「場」が、このマヒナファーマシーです。
マヒナとは、ハワイ語で「新月/月明かり」、ファーマシーは英語で「街のくすり屋さん」という意味です。
わたしたちの「アロハのこころ」をたくさんたくさん注いだマヒナファーマシーが、
あなたにとっての月明かりのような存在となって、セルフヒーリングのお役にたてることを願っています。
ハワイにはみなさんもご存知の「アロハ(ALOHA)」という挨拶があります。
これは「ALO(顔)」と「HA(息)」から成り、古代ハワイ人が挨拶の時に顔と顔を近づけ、
鼻と鼻を左右にこすりあってお互いの息を交わしたことに由来するそうです。
ハワイアンは息はつまり命、魂であると考えています。
顔と顔を向き合い、息を交わし、互いの魂を認め、スピリットを交換する。
これが「アロハ」と言う挨拶に込められた本当の意味です。
自分をとりまく大切な人たち、そして自分自身に対して「アロハ」に満ちたこころで
毎日を過ごしたいものです。
Me ke aloha pumehana
マヒナファーマシー なかやまあきこ