五感でみつける 目で感じる
思い種(おもいぐさ)
◯◯の種。
という言葉、さて皆さんなら◯◯に何が入るのでしょう?
ひらめきの種。
よろこびの種。
はたまたー
悩みの種。
後悔の種。
いずれにせよ、まだ「育ってはいない」のだけれど遅かれ早かれそうなるかもしれない。大きくなってゆくかもしれない。のが恐らくこの◯◯の種。
アイデアやひらめきならある種放ったらかしてもよきにはからえと言えるけど、心配ごとや後悔はひとたび発芽するとあっという間に手に負えないほどの成長っぷりを見せ、刈り取るのもまあ大変。
なので、できればこころに大きな負荷がかかるその前に、そっと別の場所に手放したいものですね。
で。
どういうわけか立て続けにこうした悩みの種を抱えて手に余る、となぜかわたしのもとにご相談ごとが舞い込み始めたのがこの夏の終わり。
日頃わたしが英語迷子さんに向けた発信をしたりレッスンしているのと、複数のSNSで陰陽両面に自分を開いてしまっているので、単に陽気なだけじゃないデコボコ道経験者とわかりーであればちょっと訊ねてみるか、となったのかもしれないのですが。
そうした悩みの種、心配の種は様々だけれど、共通して感銘を受けたのは意を決し誰かに話そうと行動してくれたこと。
わたしならかなりの確率でひとり抱え込み、悶々とお悩みループにはまりそうです。
そういうわけで、偶然にも立て続けに複数の方々の行く末についてお話を伺う機会があったのですが、本当はみんな話しながらわかっていらっしゃるのです。
最終的に人生を切り開いてゆくのは自分。ということを。
なのでお話しを伺って、わたしは何か役立つアドバイスをするかというとーしないのです。笑
やはりフラットな間柄だからこそ話していただいたのだと思うし、自分なりのペースで答えと出会いたいのだな、とわかるから。
とはいえ、聞いていくなかで本当はこっちに走り出したいんだな、背中を押すひとが欲しかったんだな、今はタイミングを待っているんだな、など自動的にインスピレーションは湧くので、そのお悩みを少々俯瞰して「分解」はします。
その人の混乱した脳内を客観的にスキャンするみたいな。
一番キツイのはぐちゃぐちゃな気持ちを引きずったままモヤモヤが全然晴れないこと。
だからそのお悩みの根っこに一緒にたどり着くまでがわたしにできることかなぁと。
思い種。
おもいぐさ。
昔のひとは悩みのことをこう言ったそうです。
きっと古来より脈々と人は悩んでは思いをめぐらし種を抱えてきたのでしょう。
なので、こういう思いを抱えることは決してひとりではない、というささやかな止まり木になれることが何者でもないわたしとしてできうることなので、近く架空の場を作ろうと思っています。
架空だけれどゆるやかに同じような種を抱えたひとたちが少しだけ羽を休めて次に飛びたてられるような、ね。もちろんmahinaはその最たるもの!
(次回のエッセイをアップする頃に間に合うかーさて。経過はnoteの方にでも書きますねっ。)
2022年10月10日 ●
Miki
English Lab/ doers(ドアーズ) 主宰。完璧さよりも小さな一歩を応援するパーソナルイングリッシュコーチ。文章やコーチングレッスンをとおして、心を整えきらめく日々を提供できたらと探求する日々
https://lit.link/doers