五感でみつける 目で感じる
One at a time ひとつずつ
深まる秋を楽しみつつ、次の満月が今年も最後なのかあとしみじみしてしまうこの季節。残り2カ月、あとやり残したこと何だっけ?と頭を巡らしてる今日この頃です。
とはいえ、実はここ数年、目標をいくつか立ててそれに邁進するというよりも、ふっとひらめいたことに都度注力して、また次のひらめきを受け取って新たに扉を開いていく、といった流るるままの人生を過ごしているのですが。
かつては同時にあれもこれも回すことができるいわゆるマルチタスクの人ってなんてすごいんだろう。とそのマネジメント力に感嘆していましたが、仕事で英語のコーチングを行う中で気づかされたことがあります。それは、「大量」に「長時間」、「あれもこれも」学んできた一生懸命な方ほど、なぜか自信が持てず実践に生かせないと嘆いている確率が高い、ということに・・・。
それ以来、インプットするのはとにかく「量」。とか、がんばる!=身につく。とかーかつては黄金律だったかもしれない定説は実は思い込みなのでは?と感じるように。(*あくまで me調べに基づく。)
じゃあどうしたら?ということですがーよろしいでしょうか?あまりにシンプル過ぎて拍子抜けされる覚悟でわたしなりの結論を発表します!―それは、「楽しむこと」。
楽しむことの欠如は想像以上に気持ちを消耗させ、ポテンシャルがあってもその芽を摘んでしまうことさえあります。なので、英語だろうと他の何らかのトレーニングだろうと多少なりともエンタメ性や、ワクワクする要素があることってわたし個人はかなり重要なのでは?と結構真剣に思っているところ。
高い目標を掲げてあれもこれも、と自分に課すほど、あれはできたけどこれは出来ていない、と本当は十分すぎるくらいやっているのに、できたこと以上に、無意識のうち「できていない」ことにフォーカスしてしまう。そしてそんな自分を責めてしまう。そういう自己否定的なループがもしかすると、自信を損なわせたりしているのかもしれません。
でも、それは人それぞれのペースがあってよし。万能なやり方があっている人はマルチで進めばよいのだし、そうでない方にはこんなすてきなフレーズがあります。
One at a time ひとつずつ。
ひとつできたら自分を大いに称えてあげる。甘やかしてあげる。ばかみたいかもしれないけれど、焦りを感じてしまうときに、「ひとつずつ」って唱えると、ものすごく自分の芯が引き上げられて、よし、まずはひとつ終えて次に向かおう!って心新たに決意が固まったりするわたしの小さなおまじないです。
気ぜわしい季節に突入しているけれど、どうか、物事がこなせてないって焦らずに、一点集中している自分をもっとねぎらってもダイジョウブ。
人との関わりだって、あの人ともこの人とも・・・って気遣いすぎるより、狭く深く付き合うからこそ見えてくる世界ってあるように。
2021年11月19日 ●
Miki
English Lab/ doers(ドアーズ) 主宰。完璧さよりも小さな一歩を応援するパーソナルイングリッシュコーチ。文章やコーチングレッスンをとおして、心を整えきらめく日々を提供できたらと探求する日々
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