五感でみつける 目で感じる

A ray of sunshine

早春のひかりは柔らかくて真っ直ぐ。
暗闇から一筋の明るい光線が気持ちよい今日この頃。
先日より英語(筆者は英語のコーチングレッスンを行っています)を
使った新しいプログラムとして、自分らしさを日記形式で表現していただくコースを展開中ですが、自分の内面に向き合って、湧き上がる感情を素直に綴るということは、何気なく使っていることばの一言一言に今まで以上に注意を払うということでもあったりします。

例えば、初対面の方から「明るい人ねえ。」と言われたとして、さて、この明るい具合を英語に変換するにはどんな「明るさ」が適切なのか?人を笑わせるような明るさ、陽気さなのか、それとも励まされるような明るさなのか。はたまた一緒にいると楽しくなる、という意味の明るさなのか・・・。

こんなふうに、たった一語のことばをぐるぐる探す。という迷路にあえて入り込みながら、ある時雷に打たれたようにぴったりな表現に出会う瞬間のよろこびといったら!
ちなみに。この時の明るい。に正解はないのだけれど、わたしなりに今のご時世にたくさん出会えたらいいなあ、と思う明るさについて記してみます。

それは、単に楽しいひと、というよりも、困難な状況の中で周りを明るくするようなひかりのようなひと。
日本語でいうところの、暗闇に一筋の光が差した。というようなその「光線」のような明るさを湛えたひと。
冒頭に書いた冬から春のまぶしさをまとうようなそんな印象の明るさーそれを英語で「a ray of sunshine」といいます。

a ray of sunshineみたいな人はーと知っている限りの人物像に当てはめていったら、思い浮かぶあの人の顔、仲間の笑顔・・・一瞬だけどふわりと頬がゆるみます。
揺らぐときも不穏なときもどこかで誰かの一筋のひかりーa ray of sunshineを想像の中でだけでも循環させながら、ひかりはいつも絶えずつながっている。発光し続け、わたしたちを照らしてくれる。そんな実感を持ちながら、本格的な春をお迎えしたいなあと願うのです。

2021年2月27日 

< 戻る次へ >

Miki

English Lab/ doers(ドアーズ) 主宰。完璧さよりも小さな一歩を応援するパーソナルイングリッシュコーチ。文章やコーチングレッスンをとおして、心を整えきらめく日々を提供できたらと探求する日々

https://lit.link/doers

このページのトップへ