ロミロミ
ロミロミは、古代ハワイアンが医療として行っていた伝統的な癒やしの方法です。古代のハワイアンたちがまだ文字を持たない時代。森羅万象すべてに宿るエネルギー「マナ」を操ることができる “ 神官=カフナ ” が存在していました。そのエネルギー「マナ」を使って、王族やその家族に対して、心身に対する医療、癒やしの行為として行われてきました。
その行為は、さまざまな場所や形で行われていましたが、「ヘイアウ」と呼ばれる神聖な場所でカフナが祈りを捧げながら、患部にふれて、手をかざし、揉み、薬草、木々、温めた石、塩など自然界にあるエネルギーが宿るものたちを使い、肉体、エネルギー、霊的なケアが行われていました。
ロミは、ハワイ語で「揉む、圧す、圧迫する」「手のひらから伝わる愛情」という意味を持ちます。
現代、広く伝わっているロミロミは、カフナを祖父にもつハワイ島のアンティ・マーガレットによって伝えられたものです。ロミロミを行う施術者は、まず、ホ・オポノポノを行い、自身のこころを浄化し整えてから施術に入ります。そして、自然界のエネルギーに感謝の祈りを捧げつながってゆきます。手のひら、腕、ひじをリズミカルに使って、からだ全体に風を流しスペースを作るように肉体に静かに、ゆっくりと、呼吸を入れながら深く入ってゆきます。リンパや経絡の流れを促進して、こりを解消し内臓などの機能を整えることでからだとこころを浄化し、生命力を注ぎ、からだが本来持つ自然治癒力を目覚めさせてゆきます。同時に、ストレスやネガティブな感情が閉じ込められた箇所に、刺激を加えながら優しくなでることで、閉ざされたからだとこころが開き、深い呼吸を呼び戻します。自分本来の呼吸が戻ってくると、自分らしさをとり戻すことができます。
ロミロミは、自分らしい呼吸を呼び戻し、からだとこころを浄化して生命力を入れていくワークです。